障がいがあっても自分の好きな車に乗ろう!障がい者・高齢者のための自動車改造サービス
申請者情報
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企業
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福祉車両専門店 らぷれす
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米沢市川井万世町片子4374-1
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鑓水伸一
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鑓水伸一
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新野勝
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0238-27-8755
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la.prsse1416@gmail.com
AWARD申請内容
:認定!
:サービス
受賞を目指す産品やサービスの名称
障がいがあっても自分の好きな車に乗ろう!障がい者・高齢者のための自動車改造サービス
足を使わず両手のみでの運転を可能にする手動運転装置
申請する商品やサービス等の概要
障がいを持った方自身が、自分の乗りたいクルマを選び、必要な機能を自分で選んだクルマに追加する。そんな当たり前が日本ではまだまだ浸透しておらず、乗りたいクルマがあるのに乗れないから諦める…
そんなスタンダードを私たちは変えたい。
既存の自動車メーカーが製造する福祉車両はもちろん存在します。しかしながらそのラインナップは、健常者に提供される一般車両の種類と比較すればごくごく一部に限られます。突然のけがなどで障がいを負った方が乗りたいクルマを再び運転できるように、足元の心配なご高齢の方のご家族や、障がいをお持ちの方を介助するご家族が希望のクルマを選べるように、そんな希望を叶えるお手伝いが私たちなら出来ます。
エンドユーザーにとっての安全を最優先しながら、その機能がまるで最初から付いていたかの様な見た目にもこだわり、様々なアダプテーション(適合化)を通して、自由な発想と選択でお客様ご自身がカーライフをデザインするサポートを行います。
挑戦と創造のストーリー
2019年1月、「福祉車両専門店らぷれす」が米沢市川井にオープンしました。当初、高齢化の進む社会のなかでますます重要になってくるであろう「福祉車両」を専門に扱い、その特殊な装置を修理・メンテナンスできる店舗として、社会に少しでも貢献したいという想いで立ち上がった同店でしたが、様々なお客様との接点のなかで、既存の福祉車両だけでは解決できない問題が多数存在していることに気づきました。そんな中、日本の福祉車両改造の草分け的存在である、東京の(株)オフィス清水様と出会い、東北地域の福祉車両改造事業者が不足している事態を目の当たりにします。この事業は我々が取り組まなくてはならない事業だと痛感し、オフィス清水認定取扱店として日々勉強しながら、改造という事業を通してお客様の快適なカーライフや社会進出のお手伝いをしています。
2023年4月には、バリアフリーな商談ルームやトイレを完備した「らぷれす」の新店舗を移転オープンし、現在に至ります。
商品やサービス等の品質の高める工夫
様々な装置を、様々な車種に取り付ける際、ひとつとして同じ手順とやり方というものがない。また、取り付ける位置に関してもユーザー様の身体の特性に合わせて千差万別である。まずは、ユーザー様としっかりと話し合い、コンセンサスを取りながら、利用者のストレスがなるべく軽減されるようなパーソナルフィットを目指す。また、取付手順や方法が千差万別だからこそ、車種別の装置取付事例は、全国の認定取扱店で情報共有しアーカイブされている。横のつながりを用いて、未経験の車種でも装置取付のヒントを得られるよう工夫している。
商品やサービス等の独自性・価値
この改造事業は、山形県では弊社が唯一の事業所である。社会全体の高齢化が進み、地方の若者が都会へと流出している現状にあって、高齢者や障がい者を介助する家族の負担削減の一助となり、移動の障壁によって社会進出が阻まれていた方が社会進出できる契機になったりと、私たちのサービスの価値は大きく、独自性の高いものと考えます。商品やサービス等に対する評価
岩手県や宮城県、秋田県など遠方からも改造の依頼があり、ユーザー様はもちろんのこと、仲介するカーディーラーの担当者などにも非常に喜ばれている。情報発信の手段
・ホームページ・リスティング広告
・免許センターでのデジタルサイネージ広告
評価を活かす仕組みや体制
今後、増えていく改造件数に対し、現在1名体制で実施している改造事業を2名体制にする。そのための後継者育成が必要になる。改造事業を2名体制で情報共有できれば、上記の認定取扱店の情報共有にシナジー効果が見込め、取付の際のアイディアも幅が広がり、短納期対応や品質向上が見込める。今後の計画
山形県内の輸入車ディーラーへの周知やPRを順次進めるとともに、国産車ディーラーとのパイプをより太くしていく。また、理学療法士等へのつながりを作り、医療関係者からリハビリ患者への情報提供を促していく。今年度の改造事業は12件にて計画しているが、5年後は認知度の浸透を目指し、年間30件の改造件数を目指す。
米沢への貢献
・障がいを持った方の社会進出のお手伝いをする。それにより労働人口が増える。・障がいを持った方を、そしてそのご家族を元気にする。
・障がい者、高齢者に優しい町作りの一翼となる。
現在取り組んでいるSDGsの取り組み<参考>
・障がいを持った人の社会進出、そしてそのご家族、介助者などの負担軽減。・福祉車両改造をすることで、消費税免除になることの啓蒙活動。
・中古車を扱う事でのリサイクルの意義・リサイクル部品(リビルト品)の積極活用
・環境に優しい代車への順次入替
この技術が他社と比べて抜きんでているのかは解らないが、絶対多数でないサービスを提供する企業の存続が厳しい中、山形県で唯一の事業所であり、社屋を新築しても継続しようとされていることは素晴らしい「挑戦と創造」だと思う。
わたしの健常者なのでこのサービスを利用したことありませんが、軽度障害のある父親や知り合いを車に乗せるだけでも一苦労であることは肌身で感じています。多額な大規模改修は難しいかもしれませんが、ちょっとした工夫や改造でクリアできるようなことも紹介してもらえれば安心感と信頼感の向上につながり、口コミ等で評価があがっていくと思いますので、ぜひ頑張ってください!
米沢に住む障がい者にとって、障がい者に対応した公共交通手段が充実していないことから、日常生活を営むには相当な不便を感じていたはずです。このサービスは、障がいがあることで運転を諦めていたドライバーと家族とって正に待ち望んだものだったと思います。米沢にこのようなサービスを提供できる会社があるということに誇りを感じます。
米沢でこの様なサービスがあるなんて感動です。待ち望んでた方は沢山いると思います。これから広く認知されるように頑張って頂きたいです!!
昨年の二次審査会のプレゼンテーションを拝見してから、ますます御社の取組のすばらしさを感じることができました!障がいがあっても自分な好きな車に乗ることは当然の希望であり、生きる希望にもつながるのかと感じています。御社の建屋も新築されバリアフリーにも対応できているとお聞きしていますので、せひ、これからも頑張ってください!
米沢でこのサービスが受けられるということは、素晴らしいことと思います。障害を持たれた方はちょっとしたことでも苦痛に感じるはず。乗り手(運転者)の方をよく考えた改造の対応を期待しています。
このサービスが米沢の品格、要するに米沢の住民の思いやりの心や匠(イノベーション)精神が表せます。