心意気デザイン

申請者情報

企業
株式会社 川島印刷
山形県米沢市大字花沢221-2
川島 良範
沼澤 静江
川島 良範/沼澤 静江/堀越 拓也/佐藤 咲
0238-21-5511
info@kokoroiki.design
○心意気デザインサイト
 https://kokoroiki.design/
○コーポレートサイト
 https://kawa-prt.com/
○Facebookページ
 https://ja-jp.facebook.com/kawa.prt/
○小さな印刷屋のカメラ部(Instagram)
 https://www.instagram.com/kawashima.prt/
○かわしま通信
 https://kawa-prt.com/k_tsushin/

AWARD申請内容

:認定!


:サービス

受賞を目指す産品やサービスの名称
心意気デザイン



申請する商品やサービス等の概要
作り手が商売をする上で必要とする販売促進ツールを制作・生産し、「作り手の心意気を見える化する」サービスの提供を行っています。
○ ワークで作り手の心意気を引き出す(ブランド開発)
○ 印刷物やWebなどの販売促進ツールで作り手の心意気をカタチにする(クリエイティブ)

安ければ売れる、質が良ければ売れる、オシャレなら売れるといった時代が終わり、良質なモノやサービスが世の中に溢れています。その中から作り手の商品やサービスが選ばれるためには、”理由”が必要です。その“理由”を生みだす源泉が「心意気」だと、私たちは考えています。それは、販促ツールをキレイにデザインしても、見えてきません。作り手の想いを深堀りし、世の中に見える化することで、初めて伝わります。心意気とは何なのか?どうすれば見える化できるのか?を作り手と一緒に考えていきます。


挑戦と創造のストーリー
川島印刷は昭和22年にまちの印刷屋として創業しました。以来「米沢で1番お客様の商売繁盛を応援する」という想いを大切にしながら、第2の社員のような気持ちを持ち、印刷の枠を超えた良き相談相手として作り手に寄り添ってきました。私たちがこれまで大切にしてきたのは、作り手の商品やサービスにかける想い。ただ外見を整えたキレイなだけの販売促進ツールを作ったり、商品の魅力を誇張したりするのではなく、作り手の中にある”心意気”を届けることにこだわり続けてきました。

そして2022年、その想いを「作り手の心意気を見える化する」という使命として掲げ、私たちのブランドサービス「心意気デザイン」を立ち上げました。頼まれたものを印刷するだけの会社というイメージからの脱却、そして心意気を見える化する会社への一歩を踏み出しました。

心意気には人々の心を動かす力があると信じています。
米沢市は鷹山公の「なさねば成らぬ」の精神が息づく場所。藩財政が困窮し、誰もがあきらめそうになる状況下で、鷹山公は自ら行動して未来を切り拓くことを示し続けました。その姿を見た領民たちは心を動かされ、絶望の淵から再び立ち上がりました。人々の心が動いたのは、率先して汗水流す鷹山公の姿から「決してあきらめない」という心意気が見えたから。この事実は「心意気こそが人の心を動かす」ということを時代を超えて証明していますし、その精神が息づくこの地で営む私たちだからこそ、作り手の心意気を見える化することに挑戦する理由になると考えています。

さらに、自分たちが鷹山公のように主体となって行動し、心意気を示し続けることも大事なことだと気づき、自分たちの挑戦として「自力本願の地 米沢プロジェクト」をスタートさせました。現代を生きる私たちにも必要な「なさねば成らぬ」の精神。目標に向かって頑張る人たちが米沢に訪れると、なんだかやる気や元気が湧いてくる‥そんな”心の拠り所”となることを目指し、拠点づくりや研修ツアー、商品開発などを進めています。「自力本願の地 米沢®」を商標登録して、本気で挑んでいる取り組みです。

この取り組みに対してたくさんの賛同の声をいただいています。その声に背中を押され、心意気が持つ可能性が確信へと変わりました。そして、これまでに商売繫盛をご支援させていただき、多くの作り手と繋がりがある”印刷会社の立場”だからこそ、私たちが成すべきことだと強く思っています。

心意気を見える化することは米沢品質向上運動そのものであり、心意気こそが全ての結果を生み出せると信じています。自力本願の地 米沢から、5年・10年・100年先の未来を切り拓くために私たちは挑戦し続けます。


商品やサービス等の品質の高める工夫
・企業さまへ訪問する際に、商品やサービスにかける想いに耳を傾けて対話することを心がけています。
・クライアントにとって第2の社員のような気持ちで一緒に悩み、考え、喜ぶことを大切にしてお仕事に取り組んでいます。
・ツールを制作する際は根拠のあるデザインを心がけています。
・作り手よりも作り手の良いところを見つけるための研修を行い、スキルアップを図っています。
・米沢市の歴史を学び、理解を深めています。
・世の中から選ばれている商品やサービスを知り、感性を高めています。
・セミナーなどを主催して心意気の啓蒙活動を行っています。
・心意気を見える化するために一人ひとりが行動しやすい組織体制に変更し、チームで定期的にミーティングを行いながら日々取り組みをブラッシュアップしています。


商品やサービス等の独自性・価値
鷹山公の精神が息づくこの場所で、創業から77年間作り手に寄り添い続けた実績から、私たちが大切にしているのは「心意気」という答えに辿り着きました。心意気は近年生まれたものではありません。遠い昔にも、心意気が人の心を動かす瞬間はきっとたくさんあったでしょう。今も尚、年齢も地域も関係なく、多くの人々が持っている精神です。心が揺さぶられるような、惚れてしまうような、そんな心意気が世の中にあふれたらどれほど幸せでしょうか。

私たちはこれからも印刷・デザイン・Webなどのツールを通して、作り手の心意気を見える化していきます。そして、たくさんの作り手と繋がりを持つ印刷会社の立場なら、もっとたくさんの心意気を持つ仲間を増やし、共に力を出し合うことができるでしょう。
自力本願の地 米沢から誰よりも心意気の可能性を信じて、私たちは挑戦し続けます。


商品やサービス等に対する評価
1)作り手の心意気を見える化した事例
~米沢稔りの会さま 上杉藉田米のリブランディング~
上杉藉田米という名前は、かつて鷹山公が困窮の極で心折れかけた領民を想い、自ら田に入り鍬を持ち、「藉田の礼」という儀式を行ったエピソードから名付けられました。これまで「安心安全のお米」「冷めてもおいしいお米」「米沢産のお米」など、さまざまな切り口でお米について発信されていましたが、心意気発見ワークを行い、米沢稔りの会さまが上杉藉田米を通して鷹山公の「あきらめない心」を伝えようとしているという心意気を発見し、「あきらめない心が育つお米」としてリブランディングを行いました。

この心意気が込められたパッケージのリデザインは完了しており、10月の新米時期から販売開始予定です。徐々にメンバーの皆さまから「あきらめない心が育つ」の言葉が出てくるようになったり、自分たちの心意気を伝えようとする姿勢が見受けられるようになりました。参加した物産展では、上杉藉田米を昨年よりもより多くのお客さまの手にとっていただき、今年は完売したと嬉しいご報告をいただけました。これはメンバーの皆さまが一生懸命に心意気を伝えようとして、その想いがお客さまに伝わったからだと思います。実際にこの心意気に共感して買ってくださった方がいらっしゃったそうで、米沢稔りの会さまから喜びの声をいただきました。

2)自社主催の心意気ブランディングセミナーを開催
過去2回開催したセミナーの実施アンケートでは、参加者のほとんどが高評価と回答してくださいました。心意気が大切であることへの共感や今後の期待、相談したいといった感想をいただいています。
「外見だけでは物事は変えられない。情熱を持って出来事に対応することが重要と感じました。」
「自分たちの強い信念、決意を改めて考えてみることで、見えてくるものがあると気づきました。」
「あらゆる分野に繋がっていく大事なことだと思いますので頑張ってください!ともに頑張りましょう」

<実施>
①第1回目
2022年4月22日(金)13:00~16:00/米沢市役所にて開催。21名が参加。
②第2回目
2024年4月19日(金)13:00~16:00/米沢市役所にて開催。33名が参加。

3)自力本願の地 米沢プロジェクトに集まった賛同の声
プロジェクト推進にあたり、地元企業の皆さまの協力は必要不可欠です。私たちの考えていることや実現したいことをお話すると、多くの方から賛同の声をいただき、「本気で実現させたい」と同じ熱量で取り組もうとしてくださる方が出てきました。現在、複数の企業さまと一緒に商品開発を進めています。心意気は共感を呼ぶだけでなく、受け取った方の行動をも変える力があることを身を以て体験し、ますます可能性を感じることができました。


情報発信の手段
・直接企業さまへ訪問して取り組みについてお話する
・心意気デザインサイト
 https://kokoroiki.design/
・自社SNS(Facebook、Instagram)
 https://www.facebook.com/kawa.prt/
 https://www.instagram.com/kawashima.prt/
・心意気通信(社外報)
・自社主催セミナー
・イベント出展 など


評価を活かす仕組みや体制
・クライアントワークやセミナー実施後にアンケートをとり、そこでいただいた感想・ご意見を自分たちの取り組みの改善に活かしています。また、ご相談があった場合は社内で相談内容を深掘りし、ヒアリング訪問に繋げています。
・クライアントの取り組みやイベント出展にお手伝いとして参加して、現場で見たリアルな反応を自分たちのスキルアップの糧にしています。
・印刷会社の広いネットワークを活用して他業種の方々のご意見・アドバイスをいただき、進行中の企画に取り入れブラッシュアップしています。


今後の計画
・10月に東京で行われるGOOD LIFE フェア 2024に「自力本願の地 米沢」として出展予定。現在自力本願に関する米沢のお土産品開発を行っており販売予定。
・鷹山公の精神を学ぶ教養型研修ツアーのプラン開発を行っており、来年1月頃に販売予定。
・来年、市内で心意気イベントを開催予定。

心意気を見える化し続けることで、「心意気があふれた魅力的なまちをつくること」を目指しています。米沢や作り手の心意気に振り向いた人が、また違う誰かに心意気を伝えて、共感の輪がどんどん広がっていく。そして、心意気が見えたらきっと誰もが米沢に訪れたくなる、作り手に会いに行きたくなる。そんなまちになる日を夢見て、作り手と一緒に、このまちの未来を切り拓いていけたらと思っています。


米沢への貢献
米沢にはまだまだ魅力的な商品・サービス・コンテンツがあります。私たちは作り手の心意気を見える化することで、米沢全体の品質向上に貢献できると考えています。そして、このまちに住む皆さんと一緒に誇りを持てる米沢にしていきたいと思います。



現在取り組んでいるSDGsの取り組み<参考>
私たちの取り組みは、作り手の支援をすることで間接的にあらゆるSDGsに取り組んでいると言えます。その中でも社内でできることとして、環境への配慮やUDフォントの使用などを行っています。


4.質の高い教育をみんなに 9.産業と技術革新の基盤をつくろう 11.住み続けられるまちづくりを 12.つくる責任つかう責任 17.パートナーシップで目標を達成しよう


商品やサービスの画像


米沢稔りの会さまとの心意気ワークの様子



自力本願の地 米沢プロジェクト 教養型研修ツアーのシュミレーションの様子



自社主催の心意気ブランディングセミナーの様子(ゲスト:米沢稔りの会さま)




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今野味噌醤油醸造店
3 ヶ月 前
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素晴らしい挑戦と創造だと思います。

しゃちょう
3 ヶ月 前
評価 :
     

まさに米沢品質向上運動と言える取組に非常に感銘を受けています。現在の購買意欲は見た目の良さが広告の上手い下手ではなく、その商品やサービスの本質的な価値や製作者の思いにどれだけ感動できるかが重要だと感じています!その感動を「心意気」として表現し商品の価値そのものを上げることがクライアントの価値も上げることにつながることは間違いないと思いますのでぜひ頑張ってください!このような会社が米沢に生まれたことを本当にうれしく思います!

RAN
3 ヶ月 前
評価 :
     

どうすれば売れるか、ではなくどうすれば商品やサービスに込めた思いが伝わるか。これは心意気デザイン以上の、ブランディングそのものだと思います。社員一人一人が全てのお客様の米沢品質を目指して取り組んでいる姿勢が素晴らしい。

株式会社 和学美(wa manabi)
3 ヶ月 前
評価 :
     

心意気を見せる…なんと素晴らしい取り組みでしょう。私もお力をお借りしたいと思いました。

株式会社 和学美(wa manabi)
3 ヶ月 前

株式会社 川島印刷様
コメントを頂きまして、誠にありがとうございます。魅力的に見える化すること、難しいからこそ独創的で、容易に真似のできない輝きが生まれそうに思います。今後とも、よろしくお願いいたします。

大魔王様
3 ヶ月 前
評価 :
     

作り手の心意気をみえる化する!!素晴らしい取り組みですね。
お母さんのように親身になって相談にのってくれて、先輩のようにやさしくアドバイスしてくれて導いてくれる!
これは頼りにしちゃいますね。

株式会社tree
3 ヶ月 前

父の頃から三代でお世話になっています。三之丞さんの時代から生き残って来た川島印刷さんの心意気をいつも見て参りました。そして今新しい創造と挑戦に向き合う皆さんはとても頼もしい存在です!

米沢牛が好き
3 ヶ月 前

いわゆるコンサル事業ですね。特に新商品の開発のアシストや販売のサポートがキーポイントになると思いますが、もっとも重要なのは、販売ルートの確立かと思います。売りたい人と買いたい人のマッチングをより積極的に進めていただきたいです。

HORP
3 ヶ月 前
評価 :
     

まさに挑戦と創造の心意気ですね。作りての心意気を汲み取る作業は大いに手間がかかると思います。その手間こそが挑戦と創造であり、他には無い取り組みだと思います。ブランディングと一言いえば簡単に聞こえますが、心の奥底に眠る輝く火種を探しだし、磨き上げる作業だと感じました。米沢品質を牽引する取り組みに発展することを願います。

鈴木
3 ヶ月 前
評価 :
     

本業であるはずの印刷業にとどまらず、次々と新しいチャレンジに取り組まれる心意気に感動させられました。
TEAM NEXT YONEZAWAのみならず、次代の米沢をけん引してくれる事業所さんなのだろうと思います。
印刷業者さんなのにブランディング?と戸惑いを覚える方もいるかもしれないので、AWARDを受賞していただいて、新たな取組をますます外部に広めてほしいです。